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Nicolas Mahut inspired by “if” [tennis]

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昨日のウィンブルドン ダブルス決勝から一夜明けて、ニコが自身のインスタに上げていたメッセージに、感銘を受けました。奇しくもシングルス決勝後のロジャーのポジティブなコメントを読んだ直後でもあり、2人の素晴らしき37歳に拍手を送りたい気分でした。

ラドヤード・キプリングの有名な詩 ”if“にインスパイアされたもので、是非オリジナルの全文もお読み頂きたい。こちらの方の訳が私は一番しっくりきます。

昔、アンディとif の詩について書いたblogはこちら

ロジャーとラファがifを朗読する動画はこちら

下記はニコがあげたメッセージの意訳ですが、意訳過ぎるので、予めご了承ください。
なお、最後のifはニコの文章。オリジナルの詩の最後にもある、“You will be a man! my son”と同じ締めくくりなのは、ご自身の息子さん達に充てられたものかもしれません。

ニコのインスタはこちら

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今日ほどキプリングの詩が頭の中で繰り返されることはない...世界で最も美しいコートの入り口に掲げられたこの数行は、試合前にはさほど目に入らず、試合後には大きな意味を持つ。特にうなだれることなくロイヤルボックスへ、準優勝のプレートを貰いに行く時は。

ありがとう、エドワール。君の素晴らしい勇気とコート内外で僕らが過ごした素晴らしい時間を、決して忘れることはないだろう。

おめでとう、ホアン-セバスチャンとロベルト。初のグランドスラムタイトルと、ダブルス世界1位に。勇敢で息の合った素晴らしいチームだ。

そして最後に、僕のチームに感謝を。毎日、良い時も悪い時も、励ましてくれる。今以上に君達が必要だ。

"もし君が敗北の後に勝利しても、この2つの虚像を同じものとして受け入れることが出来るなら
もし君が勝者はひとりで、他の全てが敗者であったとしても、勇気を持ち続け、顔をあげることが出来るなら…
そして…君は一人の立派な人間になるのだ"


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Pierre-Hugues and Andrew in WB [tennis]

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今までいろんな大会を観に行って、お土産にタオルを買ってきたのはRGとWBだけ。どちらも初めて行った2016年のもので、特にWBは130回の記念大会だった。その年、優勝したのは、シングルスではアンディ・マレーそして、ダブルスではエルベール/マウだった。

3年後のWB。まさかアンディとピエールがダブルスで組むとは思ってもみなかった。2人を取り巻く環境は3年前と大きく変わっていて、特にアンディは選手生命の危機を乗り越えての出場だった。半年前のAOでのアンディの涙の会見をみた後では感慨もひとしお。Queen’sでの復帰はイギリス国民だけではなく、世界中のテニスファンの誰もがアンディの復活を祝った。そのQueen'sでの会見で、アンディはピエールと組んでWBに出場することを宣言。

ニコ自身にも申し訳ないし、ニコファンにもとても複雑な心境だったろう。AO でのキャリアグランドスラム達成直後、ピエールはシングルスに集中したい、とRGもWBもダブルスは出ない宣言をしていたのだから。マドリードでアンディのコーチ、デルガドから最初のオファーを受けた時、ピエールは断っていたし、RGの最中に言われた時も同じ返事だった。

でもピエールにとって、シングルスで向上を目指すどんな選手にとっても、シングルス世界一の選手からの申し出、アンディにとってのホーム、沢山のファンが駆けつけるであろう、伝統のWBで試合をすることは、千載一隅のチャンスだったし、自分の人生を振り返った時、こんな機会を逃したら絶対後悔するとわかっていたから、最終的にオファーを受けたと思う。WB伝説の選手、自分を指名してくれたのに、他の誰かと一緒にプレーするアンディを見たくなかった、とWB始まる直前のインタビューでピエールは話していた。

アンディと一緒にいることで学べること、感じ取れる事、余りにもポジティブな要素が沢山ありすぎる。だが同時にプレッシャーもかかる。実際彼らは前週の金曜日に初めて一緒に練習したばかりで、日曜にピエールが右太腿の痛みを感じた時には、ピエールはちょっとパニックになったに違いない。検査結果は良好だったため、月曜のシングルスには出たが、アンダーソンに敗れ、残るはアンディとのダブルスのみ。

そしてついに試合当日。相手は前週のチャレンジャー大会で準決勝まで行ったコピル/アンベールペア。第1セット。アンディもピエールも緊張していて、コピルの目の覚めるような鋭いサーブと、この舞台を満喫している笑顔のアンベールくんが第1セットを先取。前週のイーストボーンでの初戦のようになってしまうのか…と観客は思ったに違いない。だが、アンディもピエールも緊張がほぐれ、お互いの動きがわかってくると、どんどんプレーが噛み合ってきた。アンディ曰く、5セットマッチのダブルス良いところの一つは、お互いを知り合う時間が取れること。そしてダブルスで必須なのはコミュニケーション。

練習ではなかなか味わえない、実戦の緊張感の中でのお互いの動きや、考え方、サポート、強さ、弱点など、経験を積むことでしか分かり得ない数々。アンディとピエールは試合の中でお互いの共通点を深めていった。とは言え、急造ペア故に、スコアには現れない、僅差の戦いだった。ピエールは何度も試合中、フッと笑顔を見かけたし、逆にいつも自虐的に笑うアンディが、真剣な表情だった。とにかく楽しむ、これが2人に共通した考えであり、もちろんもっともっと試合を重ねられたらいいだろう。

願わくばアンディにもピエールにも、素晴らしい思い出となりますように。
いや、もう十分、思い出深い体験だろう。
いつも50人以上のプレスに囲まれ、国の重責を負ったアンディが、戻ってきたコートでテニスをする喜びや楽しみを思い出している、それだけでもう十二分ではないか。

ピエールもその傍らで、アンディのパートナーとして思いやりと誇りを持ってプレーしている。試合後、時間を取って沢山のファンへサインをするアンディを、ピエールは見えないところでちゃんと待っていて、笑顔で迎える。それを見ているだけで、じんわりしてきた。試合直後のインタビュー写真を友達が送って来てくれた。2人とも素敵な笑顔。同じチーム、“仲間”、なんだよな。

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2016 Roland Garros 観戦記 [tennis]

Roland Garros

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私にとって生まれて初めてのグランドスラム。今から3年前の2016年、あの地で錦織君を見たくて訪れました。あれ以来、タイミングが合わず行けていませんが、私の中ではまだまだあの時の想い出がキラキラと輝いています。その当時のblogも一番下に置いて置きますが、私が行った年は16年ぶりの雨天中止があり、セーヌ川が氾濫した年なので、blog自体は愚痴と、感想が多いので、大した情報ではありません。

ただ今から考えると、不思議なご縁が。私の初日には4回戦、錦織対ガスケ戦があり、私が持っていたチケットはスザンヌ・ランラン。で、錦織君達はフィリップ・シャトリエ。のっけからコートが違います。到着日の夜、翌日のOOPが発表されてから夜中のリセールチケット確保まで、紆余曲折あったものの、無事チケットが取れたのは、リシャールファンのおかげなのです。この場を借りてお礼を!その節はありがとうございました!

そして、後年リシャール自身が語ったところによると、この日の錦織君との試合はリシャール・ガスケにとって生涯忘れることの出来ない試合であり、翌々日のアンディ・マレーとの準々決勝は、リシャールにとって最も早く忘れたい試合でした。そんな2試合を生で観戦した自分にとって、私が初めてテニスに触れた時から生まれた不思議な絆を、リシャールとリシャールファンに感じてしまいます。借りてたアパートの1階のお店の名前もリシャールだった…

さらに、初めてテニスラケットでテニスボールを打ったのも、ここ。地下のRG Laboで、ロボットとの3球対決でしたが、あの、ラケットが真に当たった感触は一生覚えてるでしょう。あのカタルシス。生まれて初めて、がもたらした素敵なギフト。Roland Garrosは、今でも私が一番好きな大会です。

では、そんな3年前の情報ですが、書いてみますね。今はもうNo.1コートもNo.18コートもなく、2019年からは新しいコート、Simonne Mathieuがオープン。常に新しくなる会場地図、内部なので、極々一部だけしか参考にならないかもしれませんのでご了承ください。



2016 RG覚書

★Bienvenue a Roland Garros
(ようこそ!ローランギャロスへ)

RGには会場入り口が3つありますが、わたしが利用したのは地下鉄(Metro)10番線のPorte d'Auteuil駅に近い入り口。地下鉄駅内のプラットホームは、椅子がテニスボール色になり、壁のポスターも一面RG仕様に。ここからかなりテンション上がります!地上に出るまでの動線も素晴らしく、地上に出て、会場へ向かう道路には、フレッシュな美男美女が"Bienvenue a Roland Garros!"と笑顔で声をかけてくれます。

これはめっちゃ嬉しかった。毎日、雨の日ですら、彼らは笑顔を絶やさない。会場内でもやはり若い彼らが沢山いて、ビジターを笑顔で癒していました。絶対、顔で選んでるだろう、というツッコミは別として。私がRGの一番気に入っているポイントはここかも。どんなに設備が良くても結局は人なのです。彼らの存在がどれだけ心を明るくしたか。

地下鉄駅から会場までは結構歩きます。その間セキュリティーチェックポイントが1度か2度、ありました。コートを着てる場合は前を開けてみたり。あの悲劇のテロの翌年でしたから、結構念入りです。先へ進むとゲート手前で長蛇の列。持ち物チェックと身体検査。そこが終わるといよいよゲートに。機械にチケットのQRコードを読み取らせ、記名式で、写真付きID(パスポート)チェック。そこまで終わると、さあ!憧れのRoland Garros!


★billet (チケット)

Roland Garrosは全て公式サイトを通じてチケット(新規もリセールも)を購入します。このシステムは素晴らしくて他の大会も見習って欲しいくらい。前述のようにOOPが発表されてからのチケットの動きが結構あるので、席を余り選ばなければ、そこが狙い目でしょう。私はRGのアプリ、その当時は公式とMyRGの二つのアプリがあり(今年から統合?)自分自身のチケット情報はMyRGに登録して、会場入り口でも携帯のQRコードを翳して入場していました。

またこのMyRGではテイクアウトのプレオーダーもできるので、長蛇の列の並ばずにハンバーガーとかピザ?とか受け取れるサービス、毎日のオススメグッズ商品、RG予選中は一部選手の公開練習情報、訪問当日のハイライト映像など、かなり有益な情報が出るので登録はオススメ。


★profite de l'instant (大会を楽しもう)

会場の入り口付近にごそっと置いてある無料のデイリープログラム(Quotidien)には、その日の注目の試合などがピックアップされてる。普通の新聞みたいな紙質ですが、訪問日の思い出に是非。大会公式プログラムはおっそろしく分厚いファッション雑誌並みの重さで、前年の男女シングルスチャンピオンの特集が。結構なお値段はするものの、大会2週目に入ると何故か無料で配ってる…。

因みに会場内にはキオスクのようなニューススタンドもあって、レキップ紙とかも買える。お気に入りの選手が勝った日の翌日の新聞とか、記念になるかも。スポンサーブースではフランスのテニスマガジンブースに立ち寄った際、雑誌購入が条件だったけど、トップ選手のポスターや、彼らの名前入り缶バッジを貰えた。(あるのはbig 4とフランス トップ選手ぐらい)

会場内のトイレは簡易トイレであっても工夫がされてた。ドアのバーが電光色で、赤と青に光って空いているか使用中か一目でわかるというもの。懐かしの#1コートのトイレもグラフィックで良かったなぁ。

そうそう、やはり大会に来たら選手達の練習、見たいですよね?でも、RGは練習が公開されていないんです(泣)インフォメーションデスクに行っても教えてくれません。その当時はアザーコートで試合が終わった時ぐらいしか選手が見れなくて。それ以外の機会に会えたら、ものすごくラッキー!という感じでした。私が見かけたのは、練習終わって歩いてたHerbert/Mahut 、プリスコバにステパネクさん、チャンコーチぐらい。

ただ…小耳に挟んだ情報によると…グランドキーパーのおじさん達は練習コートを把握しているようです。問題は…おじさん達は英語を喋れるかわかりませんが…。

でもそんな中、ちょっとした場所を発見。フィリップ・シャトリエは、4方向(東西南北)にフランス・テニス4銃士の名前(ジャン・ボロトラ、ジャック・ブルニョン、アンリ・コシェ、ルネ・ラコステ)がついていますが、ボロトラとブルニョンの角17番入り口に、メディアにインタビューされる選手達が現れます。私の時はガスケとその当時ペア組んでたクエバス/グラノイエルスを見ました。いつ現れるかは定かではありません…。

万が一、雨に降られたら。私が訪問した2016年は雨に祟られた年で、16年ぶりに雨天中止。大会からは返金処理として、チケットを郵送するように言われたけど、面倒だったのでやってないし、来年の同じ日の試合チケットを一般販売より前に購入、というメッセージも来たけど、購入はしていません。また雨天中止の翌日もまた雨で、試合時間が2時間を超えなければ、半額返金だったものの、試合は2時間1分…。

まあ、自分は雨女なので、最大限にパワーが発揮されてしまった訳ですが、会場内で雨宿り場所としてはRGラボがありました。#3コートの前にある建物で、入るには大会チケットを提示。地下に降りると、まず目に入るのはRGの歴史を展示した小さなエリア。RogerやRafaのユニフォームが展示されてました。

奥に行くと、ストリンガー達が公開で作業していたし、大会中に選手と触れ合うブースや、テニスロボ対決、サービスの速度を図るゲームブースや、バーチャルリアリティでシャトリエのコート中を探検するなどのブースがありました。雨の日はゆったりしたソファが置いてあるこのエリアは大混雑。ここ以外に屋根があるのはランランとシャトリエの一部と、レストラン関係だけなので。


★souvenir (お土産)

Roland Garros 会場内の公式グッズはオンラインに比べ圧倒的に品揃えが豊富。雨の日はここでお買い物をオススメ。会場内にお店は散らばっているけど、私は(porte des mousquetaires)と呼ばれる#3コート近くの会場入り口付近のお店が大きくて良かった。
特に洋服関係が充実し過ぎ。みんなが被っているあの有名なパナマ帽はちょっと高いけど、オレンジと緑の折り畳み傘とか、本当に欲しいものだらけだけど、ここで一番のオススメは、RGの赤土が入ったキーホルダーかな。

大会中よく通ったLavazza のコーヒーショップ。RGプリントのプラスチックカップで、料金にカップ代が含まれ、返却すると、確か1ユーロ返金して貰えた。返却せずにお土産として持ち帰ることも出来る。コーヒーにはラテアートでRGロゴを入れてくれるのが毎日楽しみで。カフェには携帯充電器も置いてあった。ペリエもRGバージョンで普段飲まない私も、ついついロゴにつられて買ってしまった。レモン風味のスパークリングウォーター、美味しかった。

それと、もう一つ、私のお気に入りは、思い出チケットプリント。スザンヌ・ランランの近くに来年のチケット販売ブースがあり、ここで名刺サイズの大会ポスターカードの裏に、当日のチケットをプリントしてくれるサービスが。有料か無料かは覚えてないけど、日にちと自分の名前も入るし、記念になりました。こうゆう細かな所、ビジターを楽しませようとするところが心をくすぐるのかもしれません。

ざっとこんな感じで書き出しましたが3年前の情報なので、ほんの参考程度に。いよいよ明日から予選が始まる2019年のRoland Garros。クレーコート シーズン最後の大会。グランドスラム。今年はどんなドラマが生まれるんでしょう。

最後に、試合中のカウント覚書

0 Zero ゼロ
15 Quinze キャーンズ
30 Trente トラント
40 Quarante キャラント

15−15 15A キャーンズ・ア
40−40 40A キャラント・ア
↑所謂deuce(デュース)ですが、最初のデュースはこれ
2回目からはegalite(エガリテ)
アドバンテージはavantage(アヴァンタージュ)

試合終了は Jeu, set et match (ジュ セッ エ マッチ)
因みにアニメ 「エースをねらえ!」のフランス語タイトルはこれ

楽しいテニス観戦を!Bon journee


プロローグ

パリ到着

錦織vガスケ戦

錦織vガスケ戦2



雨2

振り返って

エピローグ

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マドリード2019 観戦記まとめ [tennis]

マドリード2019観戦記まとめ

はっきり言って、超長いです。写真なし、文章だけ。
全くの主観です。とりあえず覚えているうちに書き留めました。

記憶に残っているのは真っ青な空。そして駆け巡った様々な想いです。

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プロローグ

観戦1日目

観戦2日目

観戦3日目

観戦4日目

エピローグ
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Mutua Madrid Open 2019 epilogue [tennis]

パリ発航空機で座席に座った際、隣の席のお兄さんがレキップ紙を持っていた。あ!これリシャールの復帰戦へ向けてのインタビューが載ってるやつ!持ってくるの忘れた。慌てて席を立ってキャビンアテンダントに事情を話すと、余ったらお座席にお持ちします、と。

普段は機内では眠れないタチだが、今回はぐっすり。ちょうど目が覚め掛けた頃に、膝の上へ、例のレキップ紙が置かれる。実は機内で眠りに落ちる前、マドリード滞在記を書き留めながら、色々考えていた。疲れからか、最後のピエールが話しかけた言葉を聞き取れなかったこともあり、ちょっと気分的に落ちていたのだが、ひと眠りして、膝の上のレキップ紙を見た時、何かのお告げのように、閃いた。ああ、私は幸運なんだと。もしかしたら在庫切れの可能性もあったのに、こうして私の手元にやってきた。ほんの小さなことだけど、恵まれていたんだな、自分、と。

帰宅して、丁度ピエールとスタンの試合を第2セットからTV観戦。自分があそこにいたんだなぁ、今TVで映っている、このピエールと会ったんだなぁ、と思うと身震いがした。なんて恐れ多いことをしたんだろう、と。ピエールはテニス界のスーパースターだよ、ダブルスでキャリアグランドスラムを獲った選手だよ。そんな偉大な選手に気軽に会って話ししようなんて、と。思わず、観戦記を書くのを止めようかと思った。これは日記みたいなものだし、誰に見せる必要もない。これまでの観戦記も書いたことないんだし、と。ただ自分のためだけとしても記録しておけば楽しいですよ、とアドバイスをいただいたので、なんとか書き綴ることが出来ました。

あれから数日経って、現場であれこれ悩んだことも、落ち込んだことも、今となっては記憶の彼方。で、あれば楽しかったことを記録しておくのも悪くない。実際、読み返すと信じられない事ばかりだった。出発前の不安や煩わしい出来事もあったけど、終わり良ければ全て良し。嬉しいこと、信じられない奇跡のような事の方がよっぽど大事。

2年半追い続けてきたピエールにようやく初めて会えた去年のMCでの奇跡から、WB、そしてデ杯決勝後の触れ合い。そして今年ドバイ、怪我で会えず、マドリードで半年ぶりに出会えたピエールは、眩しいほど輝いていた。そして信じられないくらいファン想いの、涙が止まらず、身体が震えるくらい優しい、いつものピエールだった。私はテニスをしないから技術的な事はわからない。テニス選手のピエールというより、人としてのピエールを尊敬しているし、弱さも持っているピエールだからこそ応援したい。

スペインの神様は素敵な機会を私にくれた。ピエールにも、長年会いたかった友人にも、美味しい食事も。出会いの奇跡に恵まれまくったこの滞在。さすが射手座の本拠地、引きが強い。何かに導かれてここまで来たとしか思えない。私はただ流れに身を任せていただけだったけど、そんな時もある。リラックスする事で閃きや良い事を感じ取れる力が働いたのかも。初日は力みまくってて、2日目から本来の自分になれた。短い滞在でも、余りにも濃い時間を過ごした。今は起こった全てのことに、出会えた方々に感謝を。そして陰ながら支えてくれる方々にも深い感謝を。最後にピエール、あなたに会えたことは私の人生にとってかけがえのないもの。あなたがくれた、大きな包み込みような優しさは一生忘れないでしょう。

いつもあなたに会うと高村光太郎の、この詩の一節を思い出します。

私はあなたの愛に値しないと思ふけれど
あなたの愛は一切を無視して私をつつむ

ありがとう、ピエール=ユーグ。ありがとう。

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Mutua Madrid Open 2019 Day 4 [tennis]

5/6月曜日。滞在最終日。今日はピエールに最後に挨拶してから帰国しよう。ホテルを早めにチェックアウトし、空港へ向かう。荷物を預ければ、ギリギリまで会場にいれる。観光をちょっとしようとも思ったが、市内経由だと時間ロス。中途半端になってしまうので、早いけどタクシーで会場へ向かうことに。

会場前は長蛇の列。だが私は外で待機。錦織くんとデルポのダブルスはあるものの、ピエール待ち。公式の練習情報では、今日はニコと一緒に練習の予定。最後、何を話そうか…、ニコ背中大丈夫かな…?自分が落ち着かないからか、練習時間が迫るにつれ、ソワソワしてきた。ピエールが現れたのは、練習4分前。

あれ?ニコは?と聞く間もなく、ピエールが何か話しかけてきたが、何故かその時ばかりは私の耳が働かない。??なんて言ったの?とキョトンとしてる間に、あげた右手にハイファイブ。いつもはペタ、って感じが今日ばかりは、バッチーン!と痛いくらい。時間がなかったので、結局何も聞けず、一緒にいたサントロとフィジオが笑顔をくれたので、そのまま見送った。

2日連続、何も出来なかったひと。その場では落ち込んだものの、こうして目の前で会えたこと自体が奇跡だから、と今なら言える。

その後会場に入り、錦織くんデルポのダブルスではなく、あえて勉Janダブルスへ。相手はクボメロ。1回戦でなんつう相手だよ。試合が進んで行く内に、ご友人と一緒にフォロワーさんの一人で、心の友とも呼べる方が現れた。彼女に会うのも楽しみに、マドリードに来たのだから。これまで中々お会いできず、ご自身は九死に一生を得てマドリードに来られた。初めてお会いした時は「よくぞ、よくぞ、いらっしゃっいました!」とドラマのような台詞しか出て来なかった。

試合を見ながら、色んな話をした。(勉Jan すまぬ)人生にはここでしか、この瞬間でしか語れない話があるのだよ。(勉Jan 本当にごめん)

試合後、まだまだお話したかったが、お身体に負担をかけてはいけないので、ホテルへ戻る彼女達を見送り、会場内を彷徨いながら、大会中を振り返る。が、色んなことが起こり過ぎて頭の中の整理がつかない。リシャールの復帰戦試合は見れないから、早めに空港へ。マドリードから(寒い)パリを経由して、無事日本帰国。

つづく
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Mutua Madrid Open 2019 Day 3 [tennis]

5/5日曜日。またもや時差ボケで早朝に目が覚める。SNSチェックをすると、何故かこの日、ピエールがTwitterで私があげた金曜日の練習写真をRTしてくれていた!今だかつて、いいね!は数回、RTも一回しかなかったのに、今日に限って2つもRTしてる!(どうした?)しかも、昨日の試合写真じゃなくて、一昨日の練習写真。何が起こったの?

昨日同様、二度寝で目覚めた朝、すこぶる身体がダル過ぎた。が、今日もあの見れない練習コートだし、予選最後の試合が第4コートの第4試合に組まれていた。そんなに早く行かなくても大丈夫。なので、これまた近くのサン・フランチェスコ教会へ。すぐ横に素敵な薔薇園が。昨日の教会以上に素晴らしい内装。たまたま日曜ミサのタイミングに合ってしまい、そのまま参加することに。スペイン語だけど、シモン・ペトロの話しをしてくれていた、と思う。ただ30分以上経っても終わらないので、途中退席して、会場へ向かう。

地下鉄3番線、ソル駅からは直通で20分程度。そこから会場までは徒歩10分ぐらい。マドリードはびっくりするくらい毎日快晴で青空に旧市街の建物は映えるし、テニス観戦には最適。ちょっと暑すぎる時もあるが、寒いよりいい。丁度ミュンヘンが悪天候で雪がちらついていた。(同時期なのに!)

会場に入る手前で昨日同様、練習入りするピエール待ち。昨日以上にドキドキしてる。またあの笑顔が見れたらいいなぁ、と。現れたピエールはちょっと日差し眩しそう。そして私を見るなり開口一番、「Are you O.K?」と。はい?何で?びっくりして「だ、大丈夫だけど…?」と。そのまま練習コートへ。え?何?ちょっと待って、なんで、大丈夫?とか聞かれるの?頭の中がぐるぐるする…。

なんだかショック状態のまま会場入り。落ち着こう。お気に入りのカフェ・コン・レッチェを片手にベンチで考える。いや、体調万全ではないけど、なんで知ってるの?考えられるのは、自分のツイート。ピエールは私のツイートをRTしてるし、タイミング的に合う…。いや、でも、心配されるのは嬉しかったが、余計な気遣いをさせてしまったほうが申し訳なくて、しばらく座って考えこんでしまった。

しばらくして、落ち着いた所で、一旦なおみちゃんの試合が行われているセンターコートへ。今回、金曜から月曜まで通しの"テニスファン"なるパッケージでセンターコートの最上階ではあったものの、中々見通しは良いし、料金は60ユーロ。デ杯決勝を見に行く可能性もあったので下調べがてら中に入る。と、ここで面食らう出来事が。

なんと座席番号が通路挟んで奇数と偶数に分かれてる。つまり1番の隣は3番。余りにも驚いて、二度も三度もキョロキョロ左右見ながら、自分が見てるものが本物なのか、確認する。やっぱりそう。なんだ、これ(苦笑。なおみちゃんの試合が終わり、会場を出ようと入ってきた入り口に向かうとおじさんがスペイン語で何やら喋ってる。どうやらブロックの出口は反対らしい。しかも階段降りたところでも、再度チケット確認が入る。なんでだろう?不思議だ。

次は人で溢れかえっているだろう、Rogerと錦織くんの練習を見に行ってみよう。マドリードでは結構大物同士の練習が組まれていたけど、この組み合わせは感慨深い。昨日たまたまテニスに深く入り込んだキッカケを、現地で初めてお会いした日本人の方と携帯充電待ちに話していて、2015年ロンドン・ファイナルズのこの二人の試合を最前列で見たことが強烈に思い出された。あれから早3年半…。怪我で長期離脱を経験した二人が、再びここにいる。しかも、クレーのRoger!二人の練習、ほんの30分でも見応えあった。

さて、ピエールの試合まで時間があるから遅めの昼食。と試合コート横のフードトラックで注文待ちの間、SNSチェック。ん?IGにお知らせが…(!!!)なんと!ピエールがTwitterでRTした練習写真を自分のIGに掲載してる。しかも、"Thanks for the pic" と私のアカウント名入りで…。OMG。

信じられない…今朝も、さっきも、そして今も…なんだこれ…一体何が起きてるの?

フードトラックに並ぶ列の中で、1人泣いてた。誰にも見えないように。去年MCでプレゼント渡した後にIGストーリーであげてくれた、プレゼントありがとう映像に続き、ピエールは本当に優し過ぎる。事情を知る方からメッセージが来て、この写真ありがとう、にはIGにあげた"写真"だけじゃなくて、プレゼントした"写真"も含まれるのでは?と。読んで、涙が止まらなかった。

その後、動揺して買ったコーラをズボンにブチまけてしまったが、気にしない。この状況で、そんなことはどうでもいいのだ。サンドイッチも、コーラも、ビールさえ飲んでも酔わない。正気の沙汰ではない。たった1日の内にこんな奇跡が続けて起こるなんて。

ピエールの予選最終試合は、声が枯れるまで応援する!絶対に!決意を新たに、コート4へ。昨日、対戦相手はTomicよりHaaseが…とは言ったものの、私個人としてはHaaseのシングルスを見るのは初めてで、かなり厄介だよ、とは聞いていたものの、昨日のTomic戦もMP握られてからの逆転だったし、MSの予選は誰が来ても強いのはわかっていた。

試合開始直後、Twitterで知り合った海外の方とようやく会うことが出来た。普段、大会ではあまり積極的にフォロワーさんとは会わないものの、今回は沢山の出会いがあった。翌日も勉Janの試合中にも、別の方々とも会えたし。これも一期一会。お会い出来て光栄でした。

さて、ピエールの試合。主審はJamesさん。私はこの方は好印象。去年のデ杯決勝で練習ボールをくださったのは、この方だし。この日は試合の初めからラケットのテンション変更を依頼。ただ持って来たのは第1セット終了直前…(そんなものなのかしら…?)

第1セット試合中、観客席の一部がグラウンドキーパーの待機場所や、スタッフが例の通路からコートに入る所が、選手から丸見えで、ひっきりなしにスタッフが出入りし、あろうことか試合中にグラウンドキーパー達が笑い話してるもんだから、Haase激怒り。試合中も、ベンチでも主審に文句言いまくっていた。主審がグラウンドキーパー達にAmigos(アミーゴス)と声をかけてるのを聞いて、コメディ映画を思い出して笑いそうになった。(その後スタッフの出入りは試合中は殆どなくなった)

ピエールは今日は1stサーブが中々入らない苦しい展開。第1セット、先にブレイクされるものの、即座にブレバ。だが結局5-7でセットダウン。新しいラケットが届いた第2セット。いきなりブレイクされたものの、即座にブレバ。第1セットより積極的になり、第2セット6-3で取り返した。

この試合、ピエールには沢山の応援があった。男子2人がいつも掛け声をかけていて、
"Let's go Pierre-Hugues, let's go パンパン" とか、"Pierre-Hugues! チャチャチャ(?)"みたいなやつで盛り上げてくれ、私もできる限り、声を出したし、周りはピエール応援が多くて、8割方ピエール寄りだった。

これだけの観客がピエールを後押ししている。予選とはいえちょっと感激していた。さあ、勝負の第3セット。先にブレイクしたのはまたもやHaase。今までは即座にブレバしていたのが、2-5までリードされてしまう。ピエール自身がイラついて、ラケバにタオル投げつけたり、コーチ側に向かって、お手上げポーズで何か喋ったり、あまりの怒りに大声で叫びだした場面もあった。

HaaseのSFM、MP2度握られたものの、そこから粘って粘って粘って、土壇場でブレバ!5-5まで戻し、タイブレークへ。このタイブレ、私自身が何故か喉が乾いていたのか、熱暑に近い中、何も飲まずに声援を送っていたからか、いきなり喉が詰まり、息ができなくなった。ゼイゼイして、マジで死にそうになった。

タイブレークは最初ピエールのミニブレから始まったものの、2つのミニブレを許し、3−5とリードされる。だがそこから4連続ポイント奪取で、最終的に7-5で勝利!ピエール自身も試合後のインタビューで、何故勝てたのかわからない、と話していたように、どっちに転んでもおかしくなかった。

でも私は(試合中ずっと、神様、神さま!ってお祈りしてた、特にタイブレ)ピエールへの大声援が彼を後押しし(デ杯でもそうだが、声援はかなりピエールの力になる)また彼自身の我慢強さと、リスクを恐れない積極性にテニスの神様が微笑んでくれたのかな、と。これで本戦へ!

試合後、次に試合のあるコートなので、短い時間で出来る限りファンへサインや写真を撮り、コートを後にした。私もコートを出てすぐ裏の水辺に立っていると、ピエールの名を呼ぶファンの声に、頭をあげると、駐車場から入り口寄りの建物へ向かっていくピエールの姿が見えた。あぁ、ここからでも遠目に見える。あの潰されそうな列で待つより、遠くでも姿が見える方がいい、なんて贅沢なことを思ってしまった。でもこれは練習前に会えてるからだよ。

予選が全て終わり、本戦に組み込まれたピエールの対戦相手はStan。どこに入っても厳しいと思ってたけど、よりによってそこ…。明日はピエールは試合がなく、練習は例の見えないコートでニコとの予定。私も明日は午後までしか居れないから。

この日の夜は一人でバル巡り。美味しいタパスとカバを頂き、また別のバルへ。カウンターでちょっと注文して、すぐ移動。一人旅にはかなり楽。一人カウンターは本当、楽。

つづく
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Mutua Madrid Open 2019 Day 2 [tennis]

5/4土曜日。時差ボケで早朝に目が覚め、Twitterをチェックすると、昨日のピエールとダニールの練習写真を、まさかのダニールがRTしてくれてたことを発見。ちょっぴり嬉しくなった。ダニール練習中、楽しそうだったし、流暢なフランス語で会話してた。

朝、身体はダルいものの、昨日の反省を踏まえ、折角ここまで来たのに、休暇なのに、楽しまなくてどうする!と自分に言い聞かせた。自分の行きたい場所、食べたいものを食べるんだ!と。でも昨日の運の無さに少しでも何かにすがりたくて、近くの教会へ行ってみた。マドリードの守護聖人サン・イシドロ教会。ドアを開けて中に入った時、賛美歌の最後の部分。ハレルヤ〜という言葉が耳に入り、なんだか嬉しくなった。

家族の健康と、ピエールの健闘を祈り、教会を後にし、昨日長蛇の列が出来、気になっていたサンダルのお店へ。開店前なのに、数人並んでいた。オシャレな雑誌では良く見かけるバカンススタイルのサンダル、エスパドリーユ。

お店は所謂問屋みたいな感じで、長いカウンターにスタッフ数人。店内は狭いので中に入れる人数は制限される。色、デザイン、ヒールの高さ、サイズなど、カウンターで告げ、在庫を持ってきたものを試着するスタイル。前に並んでいた方達が英語が話せたので、色々サンダルについて聞いたので、注文もすんなりできた。1足1500円、安かったので思わず3足購入。

サンダルをホテルへ置いた後、行きたかったバルへ。時間前だったので、近くのサン・ミゲル市場(市場というよりオシャレなフードコート)でシャンパンとイカフライ(これが柔らかくて美味いんだ)を食べ、また開店と同時にマッシュルームが美味しいバルでシードルも1杯ひっかけ、腹ごしらえ。さあ、お腹も一杯で、いざ会場へ。

お昼過ぎ、会場に到着。昨日お会いした日本人の方達から地下鉄駅から会場までの近道を教えてもらったので、迷うことなく辿り着く。道路から会場方向を見上げると、例の見れない練習コートの壁が。歴代優勝者(男女単複)の写真が幕に描かれていて、なんで練習見れないんだ、と恨めしそうに壁を見ながら、会場に向かう。

チケット売り場近くの道路から、選手が例の見えない練習コートに向かう姿が見えた。ダビさんは練習が取り消しになったし、ピエールの練習は見れないし、だから今日はピエールの予選初戦に集中。

マドリード大会は食べ物、飲み物、持ち込み禁止。荷物検査(ゆるい)と、次に金属探知機で身体検査(ゆるい)で、最後は機械にチケットのバーコードを読み取らせ、中へ。チケットは印刷した紙を持参した方が良いと事前に行かれた方のblogでチェックしておいてよかった。

昨日、開場時間は長蛇の列だったのに、遅めの今日はガラガラ。チケット売り場を横目に、正面にゲートが見える。その手前、両隣に黒っぽい建物がある。たまたま近くの建物のドアに男性が立っていた。あれ?フェリシアーノ・ロペス?思わず、声に出してしまった。フェリは大会ディレクターになったので、スーツ姿でメガネをかけ、相変わらずカッコ良かった。

中々入り口から動かず、暫くしてから携帯で電話しながら道路に向かって駆け出して行った。もしかしたら一緒に写真撮れるかも?と建物の直ぐ横で待っていようと移動したら、オペルカにぶつかりそうになる。?なんでここに?オペルカはそのままフェリが出てきた建物の中に入る。道路から戻って来たフェリは忙しそうだったから、そのまま見送ってたら、今度は建物から選手達が出てきて、建物直ぐ横の金網フェンスの入り口から練習コートへ向かって行った…。

あれ?もしかして…ここ…練習場の入り口?会場外、しかも建物から金網の入り口は5秒ぐらい。でも金網越しに練習から戻る、向かう選手達が見える。普通の人は気づかないことが多い。だってみんな会場入り口しか視界に入らないから、誰も手前の建物なんて気にしない。まさかこんなところに選手が現れるなんて考えないから。

選手達が出入りしている姿を見ていたら、昨日の状態を考え、会場中に入ったら捕まえるのは至難の業。であれば、ここしかない!ピエールにプレゼントを渡すなら今だ。と練習が始まる2時間前に決意した。

待ってる間、勉のご両親が現れた。思わず声をかけてしまった。ドバイでも決勝まで応援しました!とかいらん情報とかベラベラ喋りまくってしまった…話終わるとご両親は例の建物の中へ。

反対側の建物の日陰で待つこと2時間。ようやくピエールが現れた。久しぶりに見るピエールは息が止まるくらいにカッコ良くて。すでにヘアバンドをしてラケット数本持って現れた。

セキュリティーが見えるところに立ったいたので怪しまれないようにまず、名前を呼んで近づいて行った。顔だけはわかってくれてるみたいで、まずハイファイブ。笑顔だ、良かった、怪しまれてない。で、早速プレゼントを渡し、3月の誕生日用に作ってた手作りのアルバムだ、と伝えるとありがとう、と言ってくれ、最高の笑顔で、ハグしてくれた。今日の試合頑張って!と練習へ送り出した。

良かった!渡せた!スッキリした気持ちで会場へ入る。後で調べると、マドリード大会は再入場不可。だから会場外の練習待ちは、覚悟がいる。でも2時間立ちっぱなしで待ったかいはあった!しかし私の脚は限界。ホッとして、まずベンチで座り、脚を休め、気持ちを落ち着けた。なんとも言えない感情。ぼーっと放心状態。身体が震えてる。

今から考えると、奇跡的なタイミングだ。あの時間にあそこにいなければ、フェリに会わず、練習場の入り口を発見することも、その後ピエールにプレゼントを渡すことも出来なかった。朝マドリードの守護聖人の教会に行ったからかな?スペインの神様がフェリを通じてくださった啓示だったのかも。

ようやく周りが見えてきた頃、そういえばリシャールの練習…と外のコートに向かった。リシャールは今度は高台から見る練習場だったが、昨日よりは動きは良かった。昨日は一つひとつ身体がどう動くか、確かめながらの印象だったので。今日は少し流れが出てきたかなぁ。ククシュキンとの練習、試合形式であのバックハンドを何度も上から眺めさせて頂きました。

まだピエールの試合まで時間はあったので、昨日お会いした日本人の方と再びお会いし、携帯の充電が切れそうで、トイレにコンセントありましたよ、と仰ってくださったので、二人で暫くトイレで立ち話w そうしていると、ブースのユニフォームを着た綺麗なお姉さんがトイレから出る時に、充電器あるわよ、と場所を教えてくれた。なんだ、こんなに沢山会場内に充電器あるじゃんw

マドリード会場は1階と0階(グランドフロア)に分かれていて、入り口入ったとこが1階。右手にセンターコート、奥に第2スタジアムと、第3スタジアム。メインの3コートはどれも屋根付き、トイレもメイン、第2、第3コートに付随してかなりある。11月のデ杯決勝はこの3コートを利用する。この階にはインフォメーションデスクや公式グッズストア、メインスポンサーのブース。ラジオの実況ブースに、テニス用具関連ブースとフードコートがある。ベンチは豊富にあり、フードコートも充実している。それが唯一の良いところ。

0階に降りると、ライトアップされたセンターコートの階段と、サプライヤーのブースがかなりある。そして、試合と練習が行われるコート4から15もこの階を経由する。練習の出入りで選手にサインや写真を求める駐車場の一角もここ。だから建物に近いコート4や、コート5はファン達の騒音が聞こえるし、コンサート会場が近いため、常に音楽が聞こえる。簡易で作られたコートと観客席は、階段の昇降でガンガン音がする。決して選手にとって良い環境とは言えない。

ピエールの予選初戦はコート7の第5試合だったんだけど、進行が異様に遅かったので、かなり進んでるコート4に移動する可能性が高かった。案の定、変更になり、丁度選手入場直前に席につけた。しゃおりんさんが(本来はドバイ用に)作ってくれたピエールの応援の旗を持って迎える。対戦相手のクドラは今年一度勝っているものの、クレーでは初めて。予選第1シードとしては負けられない。19時を過ぎ、残っている試合が少なかったためか、途中から観客が沢山見に来てた。

ピエールのシングルスを生で見るのは実は去年のWB以来、クレーは去年のMC以来。ピエールは現在40位前後。今年はモンペリエ準優勝、前々週のブダペストでSFに行っている。この予選初戦を勝てば、次はTomicかHaaseの勝者。Tomicはジュニア時代から対戦成績が悪いのでHaaseの方がダブルスでも対戦してるし、勝手がわかるかと思ったが…。

クドラ戦を無事乗り切り、沢山のファンに囲まれるピエール。スペイン語も話せるから子供達とも話をしていた。私はそんなピエールの姿をずっと見守っていた。これはピエールが憧れていた光景。ダブルスでキャリアグランドスラムを達成しても、シングルスのこの人気度、認知度に比べたら…。ピエールはもっともっと評価されていいのに。

反対側のコートサイドでもサインや写真に答えるピエールを見ていたら、日本人の方に声をかけられた。後で伺ったら、ピエールを応援してる私を(!)見守ってくださっていたようで暖かいお言葉をくれて、嬉しかったです。

夜、ホテルへ戻ってきたら、体調イマイチの中、直射日光をバンバン浴びて、長旅の疲れなのか、何故か気分も塞いでしまい、ボロボロ状態だった。思わずツイートで呟いてしまうくらい。夜、ピエールはIGストーリーでダニールファンがあげた、ダニールがRTした、私の写真(複雑w)をシェアしていた。ピエールはTwitterはあんまり見ないし、どちらかと言うとInstagram(特にストーリー)をよく使ってる。

つづく
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Mutua Madrid Open 2019 Day 1 [tennis]

5/3金曜日。この日はWTAの予選があり、ATPの選手達は練習のみ。今回色々自分に課したミッションがあった。まず日本で頼まれたものをダビさんに渡すこと。そして自分のものとしては、ピエールへのプレゼントを渡すこと。さらにマドリード期間中に誕生日を迎える勉にプレゼントを渡すこと。

はたしてこの3人の選手は幸運にも初日に練習が入っていて、気持ち的に早くミッションを終わらせて、楽になりたかったのだが、まず最初のミッションに失敗。ダビさんと、ディミトロフの練習をスタジアム2の一番前の席で見ていたのに、ディミトロフ側に座っていたからだった。

見兼ねたカメラマンがスタジアムを出る選手の出口が地下にあることを教えてくれたものの、初日で会場を全く把握していない自分にはちんぷんかんぷんで、とりあえず言われた方向へ行くと、最後までサインしていたディミトロフがスタジアム2の例の出口から現れ、お店が並ぶブースを横切り、選手入り口へと入って行った。

もちろんダビさんは先に入ってしまっており、後から考えたら、そこが唯一のチャンスだった。せっかく頼まれたミッションだったのに、結局最後まで完遂出来ず。その後、このマドリードの大会規定や会場を考えた時、ファンが選手と触れ合う機会が、去年行ったモンテカルロに比べて余りに少ないことに気づいた。

モンテカルロは練習場所はどんなに距離があってもファンが見れるところにある。また練習後、出入り口が分かり易いので、練習が終わったらそこへ向かい並べば(ラファの時でさえ100mぐらい並んでた)ちゃんと会えるのだ。だが、マドリードはまず練習は予定の半分以下しか見ることが出来ない。

まず6面ある公開された練習コートはATP/WTAでシェアするため、基本ATPは殆ど3面だけ。主だった選手は高いところから見下ろすコートにアサインされ、運が良く観客席と地続きのコートにアサインされれば、サインや写真を撮ることが出来るが50cmくらいのコートと観客席の仕切りあり。

また練習の出入りを見ることが出来る通路は、駐車場の一角で人気選手の時間帯にぶつかると、7重ぐらいの列が50mにギッシリ並び、潰されてしまうし、中々選手も近寄らないことが多い。また練習を会場外のコートにアサインされたら見ることが出来ない!

この会場に来るまで、そんな環境であることを知らず、毎日練習が見れる、と楽しみにしていたのに、かなりショックだった。

初日の話に戻ろう。この日は、昨年手術したリシャール・ガスケが今年初めて出る大会で、いつもTwitterで暖かく迎えてくれる世界中のガスケファンのために、リシャールの練習動画をあげたところ、物凄い反響が。ファンだけではなくメディア(le Parisienまで!)に動画が取り上げられてしまった。でもそれだけみんなが待っていた!ってことだもんね。

リシャールの練習終わって、暫くコートサイドで休んでいると、リシャールの練習相手だったアンベール君が忘れ物を探しに現れる。身体細い…でも、彼はこれからフランスを背負って行かなきゃいけない。練習後も沢山の子供達に囲まれていたし、期待してるよ!さて、そのリシャールの後にピエールとハリソンの練習がアサインされていたものの、30分経っても現れる気配なし。公式サイトで確認すると、別のコートでダニールと練習することになり、慌てて移動する。

因みにリシャールの練習コートは観客席と地続きのコートだったから、沢山のファンのサインや写真に答えていた。珍しく写真撮る時ぎこちなくも、笑顔だったから嬉しかったんだね、リシャール。

で、ピエール。コートに入って来た時、これから帰る他の選手のスタッフにコート上にある何かを指摘されてた。ラケットを持ってその場所に来ると…そこには小さな蛇がいたらしい。ピエールはラケットに蛇を絡ませてコート外へ出そうと頑張っていた。ピエールのコーチのサントロは押し出そうとしてたけど、最終的にピエールが上手ーくラケットに絡めて外へ出した。この場面を上から眺めていて、慣れたもんだな、と感心した。よくある事なのかしら?

ピエールがアサインされた練習コートは高台から見下ろす場所にあり、最前列は鉄柵が邪魔だけど、見え方としては中々面白かった。あの独特なサーブフォームをほぼ真上から観る事も早々ない。早速、動画で撮ってみた。いい感じ。久しぶりに生で見るピエール。リールで会って以来半年ぶり。SNSやTTVとかで追ってるから久しぶりという実感が湧かないけど、前々週ブダペストで準決勝進出。前週はお休みで疲れもとれているのか動きは悪くなかった。ダニールとの練習も和やかだった。隣のコートではドミニクとスティーブが練習。その後にスケジュールされていたブノアが早めにコートにやってきて、練習終わったピエールとも笑顔で雑談。ダスコさんはお子様と奥様も一緒に練習に来ていた。

ピエールの練習は無事見れたものの、高台のためプレゼントは渡せず。落として拾って貰うことも考えたが、翌日以降も見れるもんだ、と思っていたので、急いで駐車場の方へ向かうと、ファンが並ぶ列からどんどん離れた建物へ向かって行く。あぁ、この場所では捕まえられない…。第2のミッションも失敗。

最後、勉はピアースとロジェテカとの4人練習で地続きコートだった。観客は私とおじさんの二人だけ。最終的にも4人だけだったよ。面白い練習だった。片方のチームはネット前に2人並びボレーで、片方のチームはベースラインからの10ポイント先取の試合形式。それを何度か繰り返してた。練習直後がJanとミーシャだったので、地続きコートだったのに、勉はJanと話したいだろうなぁ、と遠慮してしまい、勉のお兄さんの力にプレゼントを託した。「お土産ですか?」と日本語で聞かれたものの、思わず英語で、「ちょっと早いけど誕生日プレゼント!」と伝えた。帰り際、勉に手を振ると笑顔で手を振り返してくれた。それが唯一初日にコンプリートできたミッションだった。

初日が終わり、明日のOOPと練習スケジュールが出る。ピエールは本選はAlt2番目で予選からの出場となった。明日は5番目の試合で、試合前の練習は、なんと会場外の見れないコート!えええ!そんなぁ!(ガックリ)

この日のマドリードは、天気が良く日が射せば暑く、日陰は肌寒い。午後は強い風が吹き、寒すぎた。体調や疲れもあったし、ミッションも果たせず、気落ちしていたので、この日の夜は、偶然にマドリードを訪れていた10年来の友人達と。テニスから離れたことで大笑いしながら楽しく食事。大分気が楽になった。

つづく
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Mutua Madrid Open 2019 prologue [tennis]

最初にお断りしておきます。超長いです。途中で寝ちゃうぐらい。
しかも個人的な主観ですから、ご了承ください。プロローグは短いですが、次から長いです。
あまりに長いので写真は貼りません…。


帰国便の機内、浅い眠り気味だった私の膝にポトリと置かれたレキップ紙。あ、私は、本当に恵まれているんだ、と悟った瞬間だった。

何から話そう。今回のマドリードは、出発前からいつもの観戦旅とは全く違うものだった。今年の夏は仕事で殆ど観戦に行けないことは毎日、毎日カレンダーとにらめっこしても、どうにも変えられない現実だったので、モンテカルロへの弾丸か、あるいはGW10連休の間に行ってしまうか、の二択だった。

MCは仕事の事情で諦めることなり、代わりにGWにマドリードへ行くことを決めたのは、出発のほんの2週間前だった。何故そこまでして、行き急いでいたかというと、観戦に行った2月のドバイにピエールが怪我で出場できなかったため、ピエールに会えず、3月の誕生日用に作ったフォトブックを渡したかったから。

ただいつもと訳が違うのは、10連休を休んでおきながら、さらにもう1日休みを貰うことと、同僚はみな出張で、何かあった場合は自分が対応しなくてはならない状況のため、常に会社のメールをチェックしなくてはいけなかったし、不安しかなかった。また出発直前に体調が悪くなり、気持ちも全く落ち着かない状態で、マドリードにやってきた。案の定、到着直後に仕事の電話をかける羽目に…。(だがそれ以降はなんとか仕事の方は何事もなかったから良かった)

つづく
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