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"if" from Andy Murray [tennis]

昨日、オープン化以降史上26人目の世界ランキングNo.1になったAndy Murrayが、自身のinstagramにあげたラドヤード キプリングの詩 "if"


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イギリスで最も愛されている詩の一つであり、この詩の一部はイギリスにあるテニスの聖地 ウィンブルドンのセンターコート入り口に掲げられている。緊張と震え、逃げ出したくなる気持ちで入場を待つ選手達が最後に目にする言葉。

"If you can meet with Triumph and Disaster / And treat those two impostors just the same..."

"もし君が栄光と惨敗という二つの虚像を同じものとして受け入れることができるなら"

この言葉を目にすることができる選手は一握りであり、またその中の数人にしか、栄光は訪れない。
昨日の勝利は今日の敗北かもしれない。永遠に勝ち続けることは出来ないのだから。


この長い詩の中に、まさにテニス!と思える一部がある。



If you can make one heap of all your winnings
And risk it on one turn of pitch-and-toss,
And lose, and start again at your beginnings
And never breathe a word about your loss;
If you can force your heart and nerve and sinew
To serve your turn long after they are gone,
And so hold on when there is nothing in you
Except the Will which says to them: "Hold on!"

もし君が、たった一度のコイントスと、
君が築いた全ての勝利を引き換えるリスクを負えるなら、
そして敗れ、その負けにただの一言も不満を漏らさず
最初からやり直すことができるなら、
もし君が、君の体力も精神力も気力も失ってしまった後も
自らを奮い立たせることができるなら、
そして全て失った時も、耐えろ!と言える意志があるなら



この詩に、誰よりも影響を受けたのはイギリス出身のAndyだったかもしれない。

2005年のプロデビュー以来、母国の期待を一身に背負いその重圧と戦いながら、2012年、自国開催オリンピックでの104年ぶりの金メダルと、2013には77年ぶりのウィンブルドン優勝を達成した。

2009年8月に世界ランク2位になってからの約7年間、常に彼の上には誰かがいた。
それはまるで、出場する全ての大会の決勝戦で敗れ、自責の念にかられ、気持ちの整理もつかないまま勝者へのスピーチを考え、大会を去らなければならないジレンマと似てる。


だが、世界ランク1位は、オリンピック金メダルやウィンブルドンの優勝義務の、押し潰される寸前の極限状態とは比較できない。これまでの1ポイント、1ゲーム、1試合、1トーナメント、1年間を戦い続けてきた結果の産物。勝利と敗北を繰り返し味わいながら、進み続けた努力の賜物なのだ。


キプリングの詩の最後はこう締めくくりられる


Yours is the Earth and everything that's in it,
And -- which is more -- you'll be a Man, my son!

息子よ、この地と地上全てのものを手にし
おまえは大人になるのだ


Andy Murrayは世界ランク1位を獲得した。これまで彼が築いてきた偉大なる業績の一つであり、英国の誇りである。この世界ランク1位がいつまで続くか、誰にもわからないが、今は最大級の賛辞を贈りたい。おめでとう!Andy!


最後に2008年、 BBCがウィンブルドン決勝前に放送した、2人の世界No.1 RogerとRafaによる、この詩の朗読の一部が残っていたので置いておきます。




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